本年度は、講義とグループでの話し合いやロールプレイなどを組み合わせた参加型のスタッフ研修を月1回行っています。

■6/17  ビジネスマナー研修
ビジネスシーンにおいて、人に与える印象として強いものが視覚的な要素であり、その中でも第一印象が特に影響を与えるという話が印象深く残りました。寝ぐせや、しわが寄ったシャツを着ている時点で、相手からの信頼は得られません。
ビジネスにおいては『人は見かけによるもの』。社会人として、支援者として、単に知識として知っておけばよいというものではなく、実践して、日々の積み重ねにより身につくものであることをあらためて学びました。
自分自身が正しいマナーを身に着けることが最優先課題です。さらに、支援していくためには、タイミングや伝え方など工夫して、一人ひとりにあった方法で伝えることができるように今後も学んでいきたいと思います。

就労支援においてビジネスマナーが重要視される背景を学びました。
グループで話し合った「私が意識して実践していること」では、「結論から話す」「根拠を明確にして話をあやふやにしない」「自分の基準で“これくらい”と思わない」など参考になる意見が聞けました。
支援者としての“あるべき姿”を見つめ直す良い機会となりました。

■7/22  身体障がい・高次脳機能障がい研修
初めて障がいについての研修を受けました。日本は障がいの種類を細かく分類していることにも驚きました。高次脳機能障がいは外見では分かりにくい「隠れた障がい」で、ご家族や周囲の人がその障がいに対して理解することが第一歩です。
そして、ご家族と福祉・医療・就労機関などとの連携体制を強化し、支援方法を統一してご本人の生活・教育・就労面をトータルに支援することが大切だと感じました。また、毎日の積み重ねを通して、ご本人のできることが一つひとつ増えていくのだと感じました。

■8/19  知的障がい研修
作業学習や現場実習など「はたらく」生活を見据えての学校生活を送っている特別支援学校の現場の状況を知ることができました。課題などをいち早く見つけ対応できるようになることが、対象者のためにより良い支援につながると感じました。
これから、知的障がいを持っている方を支援するにあたっては、「曖昧な態度を取らない」「分かりやすく伝える」など、ベースとなる接し方を崩さないようにしていきたいと思います。

特別支援学校の現状を知ることができ、高等部の生徒さんへの卒後の「働く生活」に向けての細やかな支援は、将来の就労を意識しての内容だと伺うことができ、参考になりました。
日々の支援の中で、利用者さんの接し方を改めて把握し、慎重に対応していきたいと思いました。