「就労継続支援B型事業所 ジョブサポート郷口」の報告です。

先月は「新しい仕事」について報告しました。今回は「慣れ親しんだ仕事」についてレポートします。

先日、作業ミスとチェックミスが重なった製品を納品してしまいました。納品先の企業様には多大なご心配とご迷惑をおかけしましたが、最終ユーザーであるお客様の手に渡る前に発見できたのは不幸中の幸いでした。

求められる以上の品質で納品することに努力してきた郷口事業所の利用者さんと支援者は、とてもショックを受けました。この仕事を初めて受注した頃は、1日に350個ぐらいがやっとだったのですが、今では1日1000個生産ができるようになっていました。この仕事を担当できる方が増えたり、一人ひとりの生産性が上がった結果です。

ミスの原因を探り、再発防止策などを話し合っていくうちに、チェックの難しさと品質を保持する体制の維持継続の大変さを改めて思い知りました。作業工程を見直し再発防止策を検討していくうちに、チェック体制を整えることも大事だが、全工程で全員がミスの出ない方法で生産することが最も大事だという結論に達しました。

その後も発注してくださる企業様の信頼回復に努めるべく取り組んでいる最中です。2度と今回のようなミスを起こさないために、新たにいくつかの手順と手間が増えましたが、携わっている利用者さんは、品質保持の重要性を理解してがんばっておられます。

生活の糧を稼ぐこととともに、できなかったことができるようになった自分を発見できるのが仕事です。日々自分の限界にチャレンジしている人たちがいる所、それが障がい者のはたらく拠点 ジョブサポート郷口です。