生活訓練を利用して一番良かったことは料理ができるようになったことです。
 料理は以前、叔母の家で叔母と作ったことがありました。このときはまだ包丁が怖かったのを覚えています。
 それで僕は「料理の材料を押さえる左手には消毒した手袋をしたほうがいい」「左手の代用としてダンベルのように重いものを乗せればいい」などと言って、自分から積極的には料理をしませんでした。
 生活訓練の体験利用の時に、スタッフに包丁の使い方のコツ(指を曲げるなど)を教わったらこれらの考えはなくなりました。
 叔母の家でも包丁は使ってはいましたが、叔母がそばで見てくれていたため怪我をせずに済んだと思っていました。しかし、実際に生活訓練で経験を積むうちに「油断せずに気をつけて使えば大丈夫」ということがわかりました。
 これがきっかけで自宅でも母に時々料理を作るようになりました。