今朝、通勤途中大きな四つ角で信号待ちをしていると、ちっちゃい子どもが3人手をつないでボッチボッチと交差点を渡っているのが見えました。
 本当にちっちゃい3人が、広い交差点の真ん中を、手をつないでボッチボッチと歩いている姿はカルガモ親子のようで、車や人が行き交ってあわただしい交差点の中で、そこだけがゆっくりした時間が流れていました。
 え?親は?と周りを見回すと、少し前を、大きな荷物をいくつも両肩にかけて、3人がボッチボッチ歩いて来るのを、何度も振り返りながらゆっくりと歩いている男性が見えました。
 今日は月曜日ですから、大きな荷物は、きっと保育園でお昼寝に使う3人分の布団だと思われました。
 急げ!という風でもなく、子どもたちのペースを見守りながら、重い荷物を担って進んでおられるし、子どもたちもちゃんと手をつないで、よそ見もせず、まっすぐパパの後を追って歩いています。子どもなりに、パパが大変だと感じているのだろうなあと、子どもたちの健気さとパパの頼もしさが感じられて、胸と目の奥がツンとしました。
 「せかさない」「待つ」は、子育ての極意です。
 きっとこのパパは、やむを得ずだったかもしれませんが、3人の子どもたちにしっかりと鍛えられたのだろうと思われました。

 近年、通勤途中で、保育園に送っていると思われる子連れのパパをよく見かけるようになりました。自転車に乗せて、手をつないで、ベビーカーを押して、抱っこして、抱っこ紐で胸に抱いて、・・と様々です。
手をつないでボッチボッチと歩いている3人の子どもたちとお昼寝用の布団を3つ担いで歩く若いパパを目の当たりにして、なるほど、世の中少しずつ変化しているのだなと、改めて思いました。

 一方、最近こんなこともありました。
 障がい福祉分野の大きな社会福祉法人から送られてきた会報を見た時、なんだか違和感を覚えたので目を凝らしてみると、20名以上写った写真は全員男性で、理事や施設長などその法人の経営の中枢を担う方々と書かれてありました。
 福祉分野で働く人は、圧倒的に女性が多いはずなのに、数百人単位の組織の中枢に男性しかいないとは!障がい福祉分野では大きな存在の、その法人の古い体質にいささか驚きましたし、もう自分の目が、同性だけの組織に違和感を覚えるようになっているという、我が身の変化にも少し驚きました。

 たしかに、上記のような「子連れパパ」が増えてきていることは、大いなる変化ですが、「ジェンダーギャップ指数で日本は120位」とか「日本は先進国の中で最低」と聞きます。
 ゆっくりと、行きつ戻りつ、しかし確実に変化していくのが、私たちのやり方でから、いつの間にか、100位になり、50位になり・・・となって、性別も障がいの有無も関係なく、働きやすく、互いに高めあえる社会になっていると確信します。