就労継続支援B型事業所ジョブサポート郷口では、3ヵ所目の施設外就労を始めました。
 歩いて10分程のクリーニング工場ローズサービス社です。
 
 数年来ずっと続けているボーダレスジャパン社とメディコネ社の2つの会社は、車で20分~30分程の所にあるので、重なる日は車が2台必要ですし、途中の渋滞も想定しておかねばなりませんから、往復に時間がかかります。
 それに比べると、20分ほど前に出発すれば余裕をもって到着します。

 そしてなにより大きいのは、
 これまで取り組んできたボーダレスジャパン社とメディコネ社の仕事には向かなかった方たちが、チャレンジできる仕事なのです。
 これまで企業で働いた経験がなく、「働くこと」について経験知の少ない方たちがチャレンジしています。

 施設外就労とは、
「数名のグループ」で「支援者と一緒」に「企業に出向いて」「職場の中」で「職場の仕事の一部」を「請け負って」働くという制度で、「企業と法人が請負契約を交わして」実施することとなっています。
 企業就労をめざす人にとって、「実際の職場」で「従業員に混じって働く」という体験は、職場で働くことがどういうことかを、具体的に五感で学ぶことができ理解することができて、将来企業で働く自分をイメージする助けになります。
 又、職場の人が処理すべき(していた)仕事を、替わって処理することになるのですから、より高い工賃が期待できます。

 
 さて、今回の新しい仕事は、病院や介護施設などから、クリーニングのために戻ってきたユニフォームの受付確認業務で、ユニフォームにつけてある番号を1つ1つスキャンするのです。
 作業の段取りとして、2人一組で作業しますから、パートナーと協力して動くことがとても重要になります。また、2時間ですべてを仕上げてしまう必要があるので、スピードも要求されます。
 これまでマイペースで仕事をしてきた方が、「パートナーと協力する」「相手の動きに合わせる」「2時間で仕上げてしまう!」ということはとても大変なことですが、みなさん張り切っておられます。
 昼食後12:45出発となっているのですが、30分以上前からスタンバイしておられます。
 これまで「行ってらっしゃい」と送り出す一方だったのが、「行ってきま~す」と挨拶する立場になり、「行ってらっしゃ~い」というみんなの声を背中に受けて出かけるのですから誇らしげです。

 初めの1ヵ月試行してみて、「想定以上に作業数が増えているし、ミスもない」と評価され、処理数を増やし請負金額も増額することになりました。
 工賃アップに繋がります!

 2ヵ月弱経過しましたが、「相手のペースに合わせて作業する」「相手に配慮する」「相手に譲る時もあるけど自分の作業もちゃんとやる」「最後までやり遂げる」という働く上でも社会生活を営む上でも欠かすことのできないコミュニケーションスキルや責任感の醸成などのトレーニングになっているようですし、ご本人たちも手応えを感じておられるからこそ、30分前からスタンバイされているのだと思います。
 「がんばった成果が見える」「責任をもって働く」「他者と協力する」等が、人を成長させることを目の当たりにしています。
 今後、どんなに成長されるか楽しみです。