11月13日に今年度第2回目の事業説明会を開催しました。
 1999年開所以来毎年、福岡ジョブサポートを利用されている方とそのご家族を対象に、6月と11月に実施してきました。
 「福岡ジョブサポートは昨年度こんなことに取り組んできました」「その成果は・・・・」「今年度の計画は、・・・・」「目標は・・・」等々、活動の方向や状況、社会の動きなどを理解していただき、福岡ジョブサポートの活動に積極的に参加し利用していただくために開催しています。
 法人全体の説明などの後は、各事業所の利用者とスタッフが協力して、自分たちの事業所の活動をアピールする時間です。
 それぞれに工夫を凝らして、映像やパワーポイントを使ったり、直接説明をしたりしています。

 ここ2,3年、支援機関や高等学校の先生が参加して下さったり、利用を考えておられる親御さんが参加されるなど、外部の方から関心を寄せられることが増えてきましたので、今年度は、6月の第1回目の説明会をご家族対象とし、11月13日の第2回目の説明会を、関係機関の方々を対象に開催することにしました。

 初めての試みでしたが、25名もの方が来てくださいました。
 理学療法士や作業療法士、言語聴覚士など医療中心から地域生活への移行支援を担っておられる方々、地域の中で働き続けるための支援を担う障害者就業・生活支援センターの方々、障がいのある学生の就職を支援する大学の方々、特別支援学校の進路担当の方々、地域でのお一人お一人の生活を支援しておられる事業所の方々など、様々な組織や職種の方が関心を持ってくださって、時間を割いてご参加くださったことに、心から感謝申し上げます。

 プログラムの合間や昼食時間に、おいでいただいた皆様にご挨拶して、どんな活動をされていて、どんな関心を持ってご参加いただいたのかなどお話を聞かせていただきました。
 それぞれの職務やお立場での障がいのある方の「はたらく」や「地域での生活」を支援する実践と共に、私たちの事業説明会に足を運んでくださった目的などをお聞きするにつれ、「ああ、もうこんな時代になったのだ!」と胸が熱くなりました。
 障がいのある人が、障がいのない人と同じように、地域の中で働き暮らすためには、「多様な支援が用意され」「必要な時に」「必要な支援が」「重層的に」「継続的に」提供されることが必要ですが、まさにそのような仕組みが整いつつあるということを実感したのです。

 ずいぶん前から、病院もクリニックも高等学校も大学も特別支援学校も障害者就業・生活支援センターも地域生活を支援する事業所も、その他障がいのある方に関わるたくさんの社会資源がありました。
 そして、それぞれの組織と携わる方々が、それぞれの職務をしっかりと果たして来られています。
 ただ、その実績は、概ね「それぞれが」「それぞれで」「それぞれのスキルと実績として」積み上げてこられたものです。

 理屈では、多様な支援の連携が必要だと、誰もが分かっているのですが、現実にはまだまだ弱々しいい連携でした。
 自分や自分たちの職責とその限界をもしっかりと踏まえた上で、他の支援と繋がり互いにカバーし合って障がいのある方の多様な「はたらく」や「暮らす」を支えて行くことが、現実として展望できるようになってきたのだと思われました。

 今回の障がいのある方への支援を職務とする組織や支援者をお招きしての事業説明会は、初めての試みで、どれだけの方が関心を持ってくださるかしらと不安でしたが、本当にうれしい結果でした。

 障がい者福祉が、実践を積み上げて、長い時間をかけて鍛えられ、私たちの社会の中の当たり前のサービスとして根付いてきたのだと思います。