最近、貨物列車が気になるのです。
 東区なので、鹿児島本線を走る貨物列車も見えますし、香椎駅と博多港を結ぶ博多臨港線をゆっくりと走る貨物列車にも出会います。
 貨物列車のゴットンゴットンという重い響きが聞こえてきたり、ゆっくり進む貨物列車を見かけると、ついそちらに目も耳も向いて、「すごいなあ」「がんばってるなあ」と感動し、心の中で声援を送っている自分に気づきます。
 新幹線や特急列車のスマートなカタチや速さに対して、驚いたり「カッコいい!」と感心したりするのがふつうでしょうが、私はゴットンゴットンと走る貨物列車にはより一層惹かれます。

 たくさんの貨物(コンテナ)を確実に運ぶことに限定して合理性を図ったのが貨物列車ですからゴツゴツと四角くて、およそ「きれい」「スマート」と表現できる外見ではありません。
 遠目に見ても、サビている所もあちこちあるし傷だらけですが、その傷だらけこそゴットンゴットンとがんばってきた証拠で、私の中では「カッコいい!」のです。

 トラック輸送華やかなりし頃は、貨物列車をあまり見かけませんでした。
 小回りの利かない効率の悪い移送手段という評価だったのでしょうが、最近は、結構貨物列車が走っています。
 運転手の不足や原油の高騰などトラック移送の経済性が落ちてきて、貨物の移送手段として、貨物列車が見直されてきたのでしょう。

 引っ張っているコンテナの数を数えてみると、100個を優に超えています。
 先日、コンテナを1個運ぶ大きなトラックとすれ違いましたが、近くで見るとものすごく大きいのです。これを100個以上も運ぶなんて、何と力持ちなのだろうと感心しますし、いろんな工夫によって、トラックと比べても遜色なく効率が良くなってきたので、増えてきているのでしょうが、地球規模の環境悪化を考えると正しい変化だと思います。

 ゴツゴツしていて、ゴットンゴットンと、ノロノロ走る貨物列車は、「縁の下の力持ち」そのものです。
 「まじめに コツコツ」しかできない人間ですから、速く走れずスマートでもない貨物列車に感情移入してしまうのだろうなあと思います。