「パソコンをやってみたい」
 就労継続支援B型事業所ジョブサポート郷口の利用者さんで、これまで封入封緘作業や清掃作業などに従事していた方が言われました。
 次の6ヵ月の計画を立てるために、ご希望を確認した時のことです。
 毎日の作業実績は、作業が終わった後各自がタブレットに入力することにしていますが、その方は、手書きのメモの提出のみで、そのメモを見てスタッフが入力していましたので、「まずは、作業実績をタブレットに入力することから始めましょう」となりました。
 以来、スタッフに教えてもらいながら、毎日作業実績を入力されています。
 ちょっと緊張したうれしそうな表情です。
 今まで知らなかった新しい世界が開けた感覚なのでしょう。
 知らなかったことを知ったり、見たこともないことに触れたりすることは、生活を活気づけ元気にしてくれ、次への意欲に繋がります。

 「Aさんがやっているあの作業もこの作業もやってみたい!」
 就労継続支援B型事業所ジョブサポート郷口の利用者さんが、「あんなふうな女性になりたい」「あんなにお仕事ができたらいいなあ」とあこがれるAさんが担当している作業を指して「やりたい!」と、たびたび相談されます。
 ご希望の作業をやってみて、うまくいく時もあれば、期待するほどではなかったとがっかりされる時もあります。
 そんな風にして、少しずつご自分の適性とやりたいことの折り合いをつけてこられています。
 元々、変化には弱い方で、「違うこと」「予測できないこと」には、強い抵抗と恐れを抱かれ、知らないことや日頃やっていないことに対しては拒否されることの多い方なのですが、あこがれの人と同じことを「やりたい」という気持は、それらの不安や恐怖を乗り越えさせるチカラがあるのです。

 「やりたい!」「やってみたい」気持の芽生えを大切にしたいと思います。