前代未聞「10日間のゴールデンウイーク」が終わりました。
 前半は雨模様でしたが、後半は気持のよいカラッと晴れあがる5月らしいお天気でした。
 皆さまは、どんなふうに過ごされたのでしょうか?

 福岡ジョブサポートでは、4月30日~5月2日を開所しましたので、10日間続きのお休みではありませんでしたが、それでも合わせて7日間のお休みは、“休めた”という実感が持てました。

 後半、青い空とさやさやと吹く5月の風に誘われて、食料の買い物がてら福津市の津屋崎町にでかけました。
 産直の店「あんずの里」で新鮮な野菜や果物を買い込んだ後、津屋崎の港に行きました。
 漁船が並ぶ港に食堂があって、魚料理をランチにと行ってみたのですが、お客さんがたくさん並んでおられます。さすがゴールデンウイーク。

 並ぶのは苦手なので、1階のお店でお弁当を買い、目の前においてあるテーブルとベンチでいただきました。
 早朝には、たくさんの魚が水揚げされ人も車もあふれるだろうが、昼間は誰もいない作業場の真ん中で、海風に吹かれて気持ちよく「食堂で食べるよりもずっと良かった」と2人でナットク。

 岸壁の方へ行ってみると、たくさんの人達が釣り糸を垂らしています。
 小さい子どもを連れた若い人たちもたくさん来ていて、子ども達が走り回っていました。
 見ていると、釣果が目的ではなく、むしろのんびりと潮風に吹かれ、子どもたちを広いところで遊ばせるついでに釣り糸を垂れているという塩梅です。

 いい眺めだなあとぼんやり眺めていると、
 向こうの方で、小さな女の子が、わあわあ泣きだしました。
 若いお母さんは、その子の横にしゃがんでふくろ菓子をポリポリ食べています。
 女の子は、お母さんにぴったりくっついて、両手で背中をたたきながら声を限りに泣いているのですが、お母さんは女の子の横にしゃがんだままお菓子をポリポリ。
 お母さんは知らん顔するでもなく、時々「食べる?」というふうに袋を差し出しますが、女の子は首を振ってなお一層声を張り上げて泣くのです。
 どうなるかな?どんなオチになるかな?と、ついつい好奇心で眺めていました。

 10分、15分、どれぐらい過ぎたでしょうか?
 泣き声は小さくなり、お母さんが差し出したお菓子の袋に手を突っ込みました。
 たぶん、何で泣いていたかも、すっかり忘れていしまっているのでしょう。
 お母さん賢い! 心の中で拍手しました。
 知らん顔でもなく、なだめるわけでもなく、横にしゃがんで、エネルギー発散が済むまで待つ、こんな子育てができたらよかったのになあと、つい「はやく!」と言いがちだった我が子育てを反省し、その若いお母さんの度量に感心しました。

 もっとも、こんなにのんびり時間をかけて待ってあげられたのは、あの青い空、穏やかな潮風、地平線まで続く広々とした海、そして何より長い休日のおかげだったのかもしれません。
 日頃「その時を待つ」ことの大切さを肝に銘じているのですが、なかなか実行は難しい。「待つ」ためには、「広々とした」何かを持つことが必要なのでしょう。