昨日、お母様とお話をしていて「ああ、そうなんだ! そうだよなあ!」と、改めて腑に落ちたことをお伝えしたいと思います。

  “フィット県庁前 13歳からの放課後等デイサービス”の3者面談でのできごとです。
 元気ながんばり屋さんのご本人とお母様との3者面談でした。
 スポーツが大好きで、いくつものスポーツクラブに属していて、今日は○○、明日は○○、今度の土曜日は・・・・、と生き生きと過ごしておられます。
 働いておられるので、お母様がいつも同行できるわけではありませんが、大好きなスポーツクラブに行くためには、バスを乗り換えたり電車の時間を確認したりすることも厭いません。
 時々は、電車が遅れるなどいつもと違う事が起こって、乗り換える予定の電車が行ってしまっていて「どうしよう!」というピンチ!の時もあるそうですが、お母様に電話して「どうしたらいい?」と助けを求めることができますから大丈夫。ドンドン行動範囲が広くなっておられるのです。
 本当に素晴らしい! 
 ご両親がご本人の「今」と「将来」を考え、悩み迷いながら、努力を重ねてこられた結果だと思います。
 親ですから、「大丈夫だろうか?」「何かあったら・・」「悪い人に出会ったら・・」とご心配は尽きないだろうと思います。
 「『その時はその時!」と覚悟はしています」と言われますが、なかなかできることではありません。ご本人とお母様のお話を伺っていて、いつも感動します。
 
 さて、モニタリング報告の中で、「文字の練習や読みの練習をがんばっておられます」と説明すると、お母様は喜んでくださって、「小学生の時にもっとさせればよかったかなあと、今思っているんですよ」「苦手で嫌がるのでさせなかったんですけど、やっぱりこんなことは積み重ねですよね。小学生の時に、もっとやらせればよかったのかなあと思うんですよ」と言われます。
 確かに、読み書きは小学生の時から繰り返しの中で書けるようになり、上手にもなることですから、お母様の思いはよく理解でします。
 しかし、「苦手だった」「嫌がった」というお話をお聞きして、小学生のご本人にとって、文字の練習はとてもつらいことだったのだろうと想像します。
 16歳の「今」だからこそ、字を読むことや書くことの意味や目的を理解して、「字を上手に書けるようになりたい」とか、「読めるようになりたい」とかの欲求が生まれたのでしょうし、その欲求があればがんばれるものです。
 「○○をやりたい!」「○○ができるようになりたい!」と思ったら実行できる「がんばり屋さん」を育ててこられたのは、ご両親です。
 イヤなことは無理せず、やりたいことや興味のあることができるように環境を整え、「やれたね!」「がんばれたね!」と積み重ねてこられたからこそ「がんばり屋さん」が育ったのだと思います。
 そして、「今」が、ご本人にとって、読み書きを学ぶ「時」であり、がんばれる「時」なのだと思うのです。

 話は変わって、
 今年の福岡は、紅葉がきれいでした。
 福岡の平地でこんなに素晴らしい紅葉が見られる年は、めったにありません。
 街路樹も、家々の垣根の木々も、本当にきれいでした。
 一本の木の葉っぱにもいろんな色があって、まだ緑が残っている葉もあります。街路樹の木々も一本一本紅葉している色が違っていて、緑濃い葉っぱがたくさん残っている木もあれば、落葉し始めている木もあります。
 木にも葉っぱにも、それぞれに違う「紅葉する時」があるのです。
 
 私たち支援者は、障がいのある方お一人お一人の「その時」をキャッチすることも、「その時」を待つことも、「その時」に辛抱強くがんばれる力を蓄えるための支援力も必要です。
 なかなか難しいことですが、「目を凝らし」「辛抱し」「強みを伸ばす」支援に努めたいと思います。