今年度2回目の事業説明会を、下記の要領で開催します。

  日時 平成30年11月13日(火)10時~13時半
  会場 福岡県中小企業振興センター
  講演 「本人自身が強くなることを中心に据えた権利擁護」
      講師 コミュニティサポート研究所 齋藤明子氏

 今回は、利用者さんやご家族に加えて、日頃お世話になっている相談支援事業所の方や学校の先生にも、福岡ジョブサポートのことをよく知っていただいて、より密な連携をめざしたいと考えてご案内を差し上げました。
 結果、いくつもの相談支援事業所と学校からお申し込みをいただいています。
 今後、より深い連携ができそうです。

 通常の事業報告に加えて、長い間障がいのある方の自立を支援してこられた齋藤明子氏に講演をお願いしています。
 様々な障がいのある方のオーダーメイドの海外ツアーを企画し、通訳を務め、障がい者の自立に関わる本の翻訳出版や研究、自立生活運動やピープルファースト活動、障がい者スポーツの支援など、豊富な経験と知識をお持ちの方です。

 私も10数年前、ピープルファーストの全米会議見学ツアーに参加させていただいたことがあります。
 ツアーの企画で、ロスアンゼルスの自閉症の青年が一戸建ての家で、見守りなどをしてくれる教育学部の学生と一緒に暮らしている家を訪ねました。
 その学生がいない日曜日は、普通に働いている40代の男性がボランティアで見守りや外出の支援をしているとのこと。
 いっしょに住んでいる学生が、すべてのお世話をしているわけではありません。
 自閉症の青年は、その学生のことを「彼は片付けが下手なんだよ」「彼の部屋は散らかっている」というのです。確かに、ご本人の部屋は、きちんと片付いていましたが、学生は苦笑いしながら、自分の部屋を見せるのを断りました。
 それぞれ得意不得意があるのですね。

 将来教師をめざす学生にとっては、家賃の倹約にもなるし自閉症の青年との暮らしで様々なことを学ぶチャンスでしょうし、ボランティアの男性にとっては、週に1日だけ、仕事とは違う世界で人の役に立つことを実感できることだから引き受けておられるのだと思います。
 障がいがある人が、自分でできることにはプライドを持ち、自分の望む暮らしのために支援して欲しいことを伝え、周りの人たちが、無理なく提供できることを少しずつ担うことで、みんなが楽しく暮らせることを目の当たりにしました。

 ただ、すべての人が、明確に自分の考えを伝えるすべを持っているわけではありません。
 そうした人が、無理のない「働き暮らす」を実現するためにどうしたらよいか?
 齋藤さんは、そんなお話をしてくださるのだと期待しています。