ひどい事実が判明しました。
 中央省庁が、「障がい者雇用を水増し報告していた」との報道です。
 最近始まったことではなく、40年も前から!!??

「判明」なんて穏やかなものではなく、「発覚」でしょう。
 国民にとってより公平な法律を作り上げ、それに基づいて社会の公平と秩序を保つ役割を持つのがお役所ですから、一般企業に増して「悪意なき無知」は許されないでしょう。

 福岡ジョブサポートが実施している事業も、法律に基づいた事業ですから、法律を遵守するのは当たり前です。
 先日も生活訓練 “フィット県庁前”で、福岡市の実地指導が行われ「支援計画に同意します」の署名押印とは別に、そのコピーをお渡ししたことを証明するための「支援計画書の交付を受けました」という署名押印が必要だと指導を受けました。
 手間も費用もかかりますし、ご本人やご家族に3回も署名押印をしていただくことになりますが、必要なことだと受け止めて、早速3者面談時にその旨説明して署名押印をしていただいています。
 私たち国民みんなの生きる権利を保障し、公平性を保つためのツールの1つが法律ですから、従うのは当然と思いますし、「法律に決まっていることだから・・」とか「前例が・・」とか役所の方が言われるのも、より公平な行政を行い社会の安定を保つためには必要なことだと考えてきました。
 その役所で、「水増しというごまかし」が長年にわたって続いていたなんて!

 全容は、厚労省の調査を待たねばなりませんが、いくつかの省庁が認めているとのことですから、事実は事実なのでしょう。

 振り返ってみれば、今回のような事件が前代未聞の事件というわけではありません。
 これまでも似たようなことは起こっていました。
 ですが、最近起こっている中央官庁の「データの改ざん」や「記録の紛失」「覚えていません」「答えは控えさせていただきます」「議事録は残さなくてよいという通達」・・・等々は、いくらなんでもひどいと思いませんか?
 「矜持」という言葉が死語になってしまいました。

 災害がこれだけ起こっても、踏ん張ってくることができてきた強くて優しい日本社会の底が抜けたみたいで、空恐ろしい気がします。
 組織は、放っておくと腐ると言いますが、お役所も戦後70年余過ぎた組織です。

 人も組織も弱いものです。
 「困ったな」と思う事態に直面したとき、その時逃れができるなら、やってしまいそうになるのが人であり組織です。
 決して他人事ではありません。私自身も例外ではなく弱いです。
 だからこそ、「不都合な真実」を隠せないような仕組みや装置を作っておかねばなりません。自戒したいと思います。