10月1日(月)博多区綱場の“障がい者のはたらく拠点ジョブサポート呉服町”の隣の法人室で、 “相談支援事業所プラッツ呉服町”を開所します。

 今を去ること3年前、名前まで決めて開所の準備をしたのですが、スタッフ体制を整えることができなくて、断念した経緯があります。
 今回は、3度目ならぬ、2度目の正直で開所できそうです。

 ここ数年、相談支援事業所とのお付き合いは様々でした。
 丁寧なアセスメントをされ、障がいのある当人のみならず、ご家族への支援もきめ細やかにされ、立場の違う支援者が連携して支援することの有効性を実感できる相談支援事業所とは、ずっとお付き合いを続けることができています。
 しかし、一方、家庭訪問の後「あの家は・・・」と噂話レベルの話を延々とされる相談支援員や、担当の支援員へ何度連絡をしても連絡がつかない状態が続いて困ったなと思っていると、「閉じることになりました」と連絡のあった相談支援事業所など、疑問を感じる事例がいくつもありました。

 相談支援事業は、「困った!」の相談という入り口から始まり、その方の人生にずっと寄り添い続ける事業ですし、障がいのある方とその周囲の方への支援の要だと考えます。

 さまざまなニーズを抱えておられる方への支援は、既に整備されているサービスや支援とのマッチングだけでなく、必要なサービスや支援を創り出すことや、多くの人々や行政、機関と共に地域社会を変えて行くために動き続けることまで多岐にわたります。
 「勤務時間は18時までです」とは言っておられないケースもあるでしょうし、人生の岐路に立った方に、今どんな支援が有効かを判断して即座に動かなければならないこともあるだろうと想像します。

 こちらから出かけて行く支援は、ご本人やご家庭の生活の中に入って行くことになりますから、支援員の知識や経験、そしてコミュニケーション力などの力量が問われます。
 そして、何よりも“静かな使命感”と言ったらいいのか、ニーズを抱えた方との長~いお付き合いを継続できる心身の安定が必要だと考えます。
 「やればやるほど・・」が「やってもやっても・・」とならぬように、1人でがんばりすぎて、燃え尽き症候群にならぬように、法人や事業所がスーパーバイズなどのバックアップ体制を作って、支援員が「残念なこともあるけれど、うれしい変化もあった。少しずつがんばろう」という“静かな使命感”を持ち続けることができるようにすることが必須だと考えています。