“はたらく大人に フィット県庁前”の生活訓練では、事業所周辺の歩道や街路樹の下のゴミ拾い清掃作業をプログラムに組み込んでいます。
 プログラムの中の取り組みなので、ご本人たちの自主的な活動とは言えない面がありますが、不特定多数の人が使う公道をきれいにするという活動で、他者のため、みんなのために、自分の時間と自分の心身を使うことですから、ボランティア体験として有効だと考えて実施しています。
 毎週1回30分程ですが、たくさんのゴミを持ち帰ります。

 今日は、月曜日でゴミ拾いの日でした。
 利用者さんとスタッフは、ゴム手袋をはめ、ゴミバサミとレジ袋を持って出かけて行きました。
 30分ほどで戻ってきて、瓶や缶と燃えるごみを仕分けます。真っ黒に汚れた瓶や缶を仕分けすることにも躊躇せず、みんなで協力してテキパキと仕分けます。10分ほどで終了しました。

 手洗いも終わった後、ゴミ拾いについて「何のためにやっていると思う?」「どんなふうに思っている?」と感想を書いてもらったら、こんな意見が出ました。
(原文のまま)
〇街のためにやっている。
〇大変だ。(だけど、イヤじゃない)
〇人によるけど、自分は宝探しておもしろかったです。疲れますけど。
〇仕方ない。自分がここに居ることです。やるのは当然だ。でも楽しい。
〇ゴミを拾うと、きれいになるのでうれしい楽しい。

 めんどくさい、プログラムだから仕方ないという意見も出るのかなと思いましたが、「みんなのため」「自分もみんなの一員だから」「きれいになってうれしい」・・等、それぞれ利用者さん自身の言葉で書かれた意見はボランティア精神そのものでした。
 素晴らしい!
 毎週続けてきて、それぞれの理解や感じ方で、他者のため社会のために行動することの意味と喜びを体得して表現されたものだと思います。

 大人へと、大きな成長を感じるうれしいできごとでした。