昨年12月に開所した自立訓練(生活訓練)が、2か月が過ぎました。
 今の利用者さんは、就労移行支援での準備訓練プログラムに参加していた人たちですし、うち3名は「放課後等デイサービスフィット馬出」の卒業生なので、とても仲の良い4人組です。
 お昼休みとなると、おしゃべりが絶えません。
 テレビの話題や、噂に上った歌手やタレントの言動、大好きなウルトラマンやソフトバンクホークスや音楽などの話題が飛び交っています。
 また、お昼休みの間は、アイパットで当番が好きな音楽を流してもよいとなっているので、好きな音楽をかけていて、耳を傾けていたり、一緒に口ずさんだり、楽しそうです。

 どんなことを話しているのかな?どんなことに興味があるのかな?と耳を傾けてみるのですが、10代の若者の会話ですから、当然話題はイマドキで、全くついていけません。
 私よりずっと若いスタッフは、難なく楽しそうに会話に入っているので、後で「何話しているか全然耳に引っかからんけど、ようわかるねえ」と感心すると、「いやいや、わからないことも結構ありますよ」「言葉はポンポン飛び交っていますけど、他の人の話はあまり聞いていなくて、それぞれが自分の興味のある話をしていることが多いんですよ」とのこと。
 なるほど! そういうことか! ポンポン話題が変わっていくので、私は、何を話しているのか付いていけなかったのでしょう。

 自分が興味のない話でも、批判せず受け流すことも、生きていく上で時には必要なスキルです。
今の利用者さんは、そこはできているので、次のステップとして、他者の話にも関心を持とうと耳を傾けることができるようになって欲しいと思います。
 そのためには、まずは私たち支援者やご家族が、ご本人の興味関心のあることのおしゃべりに耳を傾けることが必要なのでしょう。

 先日やっと「ビッグバン(?)」という言葉が聞き取れたので、何ですか?と聞いてみましたら、韓国のアーティストグループで・・・とスラスラと答えてくれました。
 好きなこと、興味のあることは、こんなにも口ごもらないでスラスラ話せるのだなあと感心しました。
 
 さて、今日は、ひとしきりのにぎやかなおしゃべりが終わった後、それぞれ好きなことをしています。

 Aさんは、食事が終わった後、いつも通り畳の間に上がって、自分で作った道具を使って自分が決めたルールのゲームをやって、ノートに点数をつけています。
 
 Bさんは、お弁当を食べ終わった後、自分のスマホで好きな歌手の動画を見て小さい声で一緒に歌ったり振付をまねして身体をゆすったりしています。
 
 Cさんは、いつもより早くお弁当を食べ終えた後、プレゼント用のピンク色の小さな紙袋の模様を、カッターで切り抜いています。細かな作業でカッターの先を器用に使いこなしています。誰かにプレゼントするのでしょうか? 

 Dさんは、今日のミュージック担当です。次々に好きな音楽を選んで聞いていますが、部屋を出たり入ったり忙しい。何か外に関心のあるものがあったのかな?

 そんな穏やかな昼休みです。