「福岡は住みやすい」との評価が高まっているようです。
 イギリスの情報マガジン『MONOCLEモノクル』の世界の住みやすい街25位の中に、福岡市が7位で入っています。日本の3都市が入っていて、東京が1位、京都が9位です。この他いくつものランク付けで高い評価を聞きます。

 なにより、福岡市民の96%が「福岡市は住みやすい」と評価しているというすごい数字が、市政だより11月1日版のトップに踊っていました。
 住んでいると当たり前のことが、外部の人から高い評価されたりすることはよくあることですが、正真正銘福岡市に住んでいる人のほとんどが、「住みやすい」と評価しているのですから、驚きの数字です。
 長く住んでいる私自身も、確かに都市機能やサービスなどのレベルが高いのに価格は手ごろで、生活しやすいなと感じています。

 「福岡市は住みやすい」と評価する理由として、食べ物がおいしくて安い、都市機能がコンパクトで便利、家賃など生活費が安い、山や海が近い、・・など、いろいろな分析がされていますが、私は別の面も感じます。

 生活費が安いのはなぜでしょう。
 たまに東京に行くと、羽田空港からモノレールに乗ったとたん、黒っぽいスーツの年配の男性が多いと感じます。
 福岡市は、若い女性比率が高いので、たぶん日頃の見慣れた景色と違っていて、「なんだか黒っぽいな」と感じるのだろうと思います。東京から来られた方と天神を歩いていたら「若い女性が多いですねえ」と言われたことがあるので、私の違和感があながち間違っていないと思います。

 また、福岡の最低賃金は789円で、広島より低く、大阪より100円以上低いのです。福岡市は製造業が少なく、流通やサービス業が多い都市だからだろうと思います。
 サービス業が多く、携わるのは若い女性が多い・・となると、賃金が安い割にサービスの質は高くなっている。おのずと生活費が安くなっているのではないでしょうか。

 かてて加えて、収入格差が他の都市より小さいのではないかという気がします。
 私が知らないだけかもしれませんが、福岡市に大金持ちの住む大きなエリアはありません。福岡市には大金持ちが多くはなくて、生活費の安さに助けられて、そこそこ食べていける人達の層が分厚いのではないか?という仮説を立てています。
 人間、なんとか食べて行ければ、まずもって落ち着きます。
 貧富の差が大きくなって食べることが危うくなる人達が増えると、その社会は荒れ不安定になることは、よくわかります。
 福岡市は、その点でも「活気があって、かつ安心して暮らせる街」として「福岡市は住みやすい」と市民も評価しているのではないかなと思うのです。
 そうであるならば、、障がいのある福岡市民にとっても、福岡市は「住みやすい街」のはずです。

 日頃、最低賃金を気にすることの多い就労支援の仕事をしているので、そんなふうに見えるのかもしれません。