「はたらく大人に フィット県庁前」を開所します。
 福岡市では初めての、自立訓練(生活訓練)と放課後等デイサービスの多機能事業所です。

 新しい事業である自立訓練(生活訓練)は、定員10名で、学校を卒業した後、働くことも含め社会に出て行く準備をしたい比較的若い方への支援を想定しています。
 「放課後等デイサービスフィット馬出」は、移転して名前が変わりますが、事業内容も定員も変わりません。

 自立訓練(生活訓練)と放課後等デイサービスは、法律も目的も対象者も違いますから、それぞれ独自のプログラムを実施しますが、部屋は扉を開ければ続いていますので、時々は合同の活動を企画して、互いに協力し合い刺激し合って、成長していきたいと考えています。

 長く就労支援に取り組む中で、特に若い利用者さんに、社会の中で「働いて暮らしていく」「生きていく」ことへの実感と構えの脆弱さ、さまざまな社会経験や生活経験の乏しさを感じてきました。
 2014年に高校生を対象とした「放課後等デイサービスフィット馬出」を始めたのは、そうした課題に対して、もっと早くから「将来は働くことも含め社会の一員になる」ことを意識した準備をすればどうだろう?と考えての試みでした。

 挨拶やルールを守るなど職場で必要とされる職業習慣や具体的なスキルを繰り返して身に付けていくことや、他の利用者さんと役割分担して助け合って取り組む楽しさと難しさを体験するなどを、さまざまな楽しいプログラムの中に組み込んで実施し、その成果を確認することができました。
 伸び盛りだし、思春期だし、反抗期だし、自立期でもあり、この3年半いろんなことがありましたが、利用してくださった高校生のみなさんの目覚しい成長を目の当たりにして、この時期の支援の大切さと可能性を確信しました。

 今回新たに取り組む自立訓練(生活訓練)も、同じ問題意識を持って始めるものです。
 放課後等デイサービスとの多機能型にしたのも、「放課後等デイサービスフィット馬出」での成果を踏まえて、20歳前後の若い方に向けた「働いて暮らす」「社会の一員になる」準備プログラムを用意し、じっくりと取り組みたいと考えています。

 さまざまな体験を通して具体的な生活スキルや、困った時に相談する方法、利用できる支援を理解し使いこなせることができるようになる等の「働いて暮らしていく」土台作りをして、就労へ進んで行かれることをめざします。