各事業所によって頻度は違いますが、毎月~2,3ヵ月に1回、理学療法士のIさんに来ていただいています。
 身体に障がいのある利用者さんだけでなく、知的障がいや発達障がい、精神障がいのある方も、体の動かし方・使い方、手の巧緻性、認知機能の特性など、さまざまな面を、理学療法士の視点で評価してアドバイスをいただいています。
 もちろん、「はたらく」がメインの事業所ですから、「より無理のない、効率のよい、仕事をする」を最も重要な課題としてお願いしています。
 
 まずは日頃の生活や仕事などに関する聞き取りと簡単な検査評価から始まり、ご本人自身が身体の動き、感覚等をどのように認識しているのか?実際の身体の動き、作業・手順等の動きはどうか?などをみていただきます。

 担当スタッフは、必ず同席して、日頃の様子や今困っておられることなどを口添えしながら、評価の結果や様子を確認します。聞き取りや評価の中では、日頃の利用者さんとは違う面が見られることもありますし、また一緒に評価、アドバイスを聞くことで、第3者の前で「こうやって行きましょう」「やってみましょう」という合意ができるので、その後の利用者さんとスタッフとの関係にもよい変化を生んでいるようです。

 そして、
 利用者さんが帰られた後、スタッフ全員に、評価や観察の結果をもとに、個々人の特性や障がいによる困難さなどの説明や、無理のない動き方やより効率のよい手順の提案、実際の作業やトレーニングの様子を見て担当スタッフと一緒に検討したこと等をレクチャーしていただいています。

 その中では、「1年前の評価結果と比較すると変化していますね、やっぱり仕事を続けてきた成果ですかね」と言われることがよくあります。
 私たちは、日々利用者さんに接していて、いろんな変化を感じてはいても、行きつ戻りつの変化なので、改めて1年間の変化を違った形で具体的に示されると、「ああ、そうだったなあ」とうれしくなります。
 決めた日時に通所して、必要とされる仕事をし、対価を得るというサイクルが、利用者さんに大きな変化をもたらしているのでしょう。
 改めて、私たちにとって仕事の持つ意味を考えさせられます